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No.88 自由の鐘～日比谷公園 cf．8月下旬 平成2７年 8月30日作成
自由の鐘（ Liberty Bell ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるという。米国の独立宣言を告げた鐘として有名だが、自由の鐘をネット上で検索すると、鋳造に至る高貴な精神や鐘に込められた願いとは裏腹に破損や修復、盗難といった散々な目に合っているらしい※1。日比谷公園には、そのレプリカが設置されている。日比谷公園に設置されるまでの経緯を銘板から、そのまま転記したい※2。
自 由 の 鐘
自由の鐘は1776年米国の独立宣言に際し自由の喜びを天下に告げた歴史的記念物である。しかし、この鐘はその鐘銘の聖句にもある通り 「 すべての国とその住民に自由を告げる
」 自由の象徴である。米国民間の匿名有志は、その複製を連合軍総司令官リッジウェイ大将に託し、これを広く日本国民に贈りたいと申出た。よってリッジウェイ大将は自由の擁護者たる新聞を通じ広く日本国民に贈ることが最も寄附の趣旨に副うものとして昭和27年（1952）4月日本新聞協会に寄贈された。日本新聞協会は日比谷の一角に自由の鐘塔を建造して、これを東京都に寄贈し広く国民と共に自由の鐘の歴史的意義を銘記せんとするものである。
昭和27年（1952）10月 社団法人日本新聞協会
※1 Liberty を得るには大変な苦労が伴うようだ。になみに、The Statue of Liberty は自由の女神と訳され
るが、Statue は像、立像という意味で、必ず女性像とは限らない。もっとも、あだ名は Miss Liberty 。
※2 原文は縦書きで句読点がない。横書きとし句読点を補った。