| 撮影技法 No.384 コバギボウシを撮る(その1) cf.8月上旬 |
ギボウシの名は、寺社の階段や伝統的な様式の橋の欄干などの上部につけられた玉ねぎ状の装飾「擬宝珠」(ぎぼし、ぎぼうしゅ)に由来するという。花茎の先端部の形状、あるいは蕾の形状が擬宝珠に似ている。今回、取り上げるコバギボウシ(小葉擬宝珠)の花は、オオバギボウシより遅く開花し、花の色はオオバギボウシよりもはっきりした紫色で、特に花被片の脈が濃い紫色となり、白と紫のおしゃれなストライプになっている。
【 ポイント 】 近くに見える花をねらう
無理をせず、柵などのすぐ内側で、コンデジでもマクロ機能が使えるような近くに咲く花を丹念に探したい。
【注 意 点】手持ち撮影に慣れておくこと
今回も超ローアングルになり、三脚も一脚も使えない。テーブル三脚ならローアングルが出せるが、花壇の中に置くことは出来ないので、手持ち撮影になる。
【共通条件】
天 候 : くもり
撮 影 地 : 向島百花園 東京都墨田区向島3-18-3
機 材 : COOLPIX P7700 28-200mm相当 f2.0-4.0
条 件 : 露出:絞り優先,ISO:オート( 80~200),WB:オート、手ぶ
れ補正on,ディフューザー,LEDライト,JPEG・RAW同時保存
【作例解説】
<例 384_1 > 群生地
今年は、猛暑のためか、コバギボウシの数も少ない。左下の赤丸で囲った1株に注目した。薄暗いので、コンデジはISO感度を180に上げている。
<撮影データ> 28mm相当,f2.5、1/125秒,ISO 180
<例 384_2 > 1株の上部を
少し欲張って、株の先端の蕾も入れて、2輪を切り取った。間延びした絵柄になってしまった。縦位置に切り取ればよかったかも。
<撮影データ> 65mm相当マクロモード,f3.5、1/160秒,-0.3EV ,内蔵フ
ラッシュ -2EV,ディフューザ,LEDライト,ISO 80
<例 384_3 > 2輪にしぼる
そこで少し近づき、お洒落な紫色の2輪を画面の中央に入れ、左下に1輪をアウトフォーカスに配して切り取った。コンデジだが、RAWファイルから現像するときに、コントラストと明瞭度を少し上げた。これを作品として8月上旬のページにアップした。
<撮影データ> 65mm相当マクロモード,f4.0、1/125秒,-0.3EV ,内蔵 フラッシュ -2EV,ディフューザ,LEDライト,ISO
80
<例 384_4 > 参考
H24.8.8に同庭園で、マイクロフォーサーズの一眼で撮影したコバギボウシ。
マクロレンズを使用し、あまり絞らずに撮っている。ピントはシベに来ている。また、背景のボケもきれいだ。
<撮影データ> DMC G-1,LEICA DG MACRO ELMARIT 45mm/F2.8
(90mm相当マクロレンズ),f3.5、1/640秒,ISO 100